川内グリーンツーリズム研究会・カエルの学校・農楽塾。福島県川内村の自然や農業を体験する農楽塾。伝統農法や自然農、里山の文化と自然を家族で楽しみませんか。UIターンや田舎暮らしのご相談にも応じます。
カエルの学校・メールマガジンバックナンバー
農楽塾メールマガジン
#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=# #=#=# #=#=# 農楽塾だより 2005-9-2 発行 #=#=# #=#=# http://www.nougakujuku.com #=#=# #=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#【 No.14 】 福島県川内村より、残暑お見舞い申し上げます。 川内村では、田んぼの上を赤とんぼが飛び、実りの秋を迎えつつあります。 9月になると小中学校では芋煮会が行われます。おにぎりとお椀持参で、鍋を 囲みます。最近の子どもは偏食が多く、野菜の多い料理は敬遠されがちとか。 自分たちでつくった芋煮の鍋なら、お残しはなくなるかな? 川内村の今日の様子をご覧下さい http://www.nougakujuku.com http://blog.livedoor.jp/nogaku/ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 目 次 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ∞∞ 農楽塾・もうすぐ稲刈り ∞∞ 男の料理 なべしぎ ∞∞ 高田島の農縁から〜新規就農の日記 緑豊かな田園にこそ人間の最高の喜びがある。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ┏ ──────────────────────────────── ┓ #=# もうすぐ 稲刈り ┗ ──────────────────────────────── ┛ 大きく成長したアイガモたち、手持ちぶさたな様子で池で泳いでいます。 本当は農楽塾で手植えした田ですが、やんちゃなアイガモたちが 食べ尽くして池と化しています。 アイガモたちが育てた米、日に日に稲穂が重く垂れ下がり、稲刈りを待つ時期 になりました。 現在、塾長の美誉氏と最適な稲刈りの日程を決めているところです。 人間の都合もありますが、なによりお米さんたちの都合を大事に、おいしい時 に刈り上げますので、決定したらすぐにメールマガジンとホームページから ご案内を致します。 お待たせして申し訳ございません。来週にはご案内できると思います。 ┏ ──────────────────────────────── ┓ #=# 本を買って森を守ろう モリアオガエルの観察記「平伏愛」 ┗ ──────────────────────────────── ┛ 前回、「平伏愛」のご案内を致しましたが、通販のページを作成しました。 絶版のため、書店では手に入りません。 学校での環境学習、自然観察の手引きなどにご利用下さい。 http://www.nougakujuku.com/shop.htm --------------------------------------------------------------------- 独特の卵塊をつくるモリアオガエルの生息地として、国から指定を受けている のは国内でも2ヶ所しかありません。実質、川内村の「平伏沼(へぶすぬま)」 だけになっています。 その平伏沼の水が干上がり、危機の状態が地元紙に報じられました。 平伏沼の水量が不安定であるのは、周囲の森林が伐採されてしまったことも 一因となっています。周辺の森林も含めて、早急に保護活動を行わなければ、 貴重な自然を失いかねません。 農楽塾では、平伏沼でモリアオガエルの生態を撮影し、長年の研究を続けてい る今井速水氏の「平伏愛」を多くの方にご覧いただき、書籍の販売費用を自然 保護活動にあてたいと考えています。 「平伏愛」写真集・研究書 定価3800円 → 2500円 20年前の書籍です。扉部分にわずかなノリの付着がありますが 写真・本文には影響がありません。 ネット通販 http://www.nougakujuku.com/shop.htm 村内では、小松屋旅館で販売しています。ご協力をお願いします。 小松屋旅館 http://www.kawauchimura.com/komatsuya/index.html ┏ ──────────────────────────────── ┓ #=# 小松屋の厨房 〜おいしいものを食べれば、みんな幸せ〜 ┗ ──────────────────────────────── ┛ なべしぎ 夏野菜達は次々に実がなり、大量に収穫時期を迎えます。トマトやピーマン、 そしてナス。おーい、もってけ〜〜、と畑から声をかけられますが、うちにも たくさんナスがありナス。(失礼!) 小松屋旅館の専属ファーマーである母の丹精したナスが食べきれないくらいに 成っています。 豊かに実ったナスをおいしく食べる料理をご紹介します。 たくさんのナスを入れてつくる「なべしぎ」 汗をぬぐいながら食べるのは、暑気払いにもってこいです。 え、「なべしぎ」ってご存知ないですか。 川内ではナスの味噌炒めともいいますが、わが家ではもっぱら「なべしぎ」で 通っています。鍋のシギ焼きというところですか。 あわせ調味料は 味噌・・・3 砂糖・・・2 酒・・・2 みりん・・・2 醤油・・・1 この割合でつくるのがおいしいですね。 これに下ろしにんにくを入れるのもいいですね。 もっと豪華にするには豚バラをいためて入れます。 これで立派なおかずのできあがり。 我が家はナスを炒める前に唐辛子を弱火でいためて油に辛味を移します。 汗をかきながらナスを炒め、汗をかきながら食べる。暑い時期に似合いの料理 だと思いますよ。 これから、秋刀魚の季節です。 今はまだ走りですから、もう少し我慢しましょう。旬を食らうのが一番!! 昔、御茶ノ水駅の聖橋口にスタンドすし屋がありました。 そこの主人がいわき市出身で秋になると秋刀魚の握りを出してくれました。 秋刀魚はもちろんいわき直送!! ビールは缶ビールしか置いてありませんでしたね。 小松屋旅館には、魚の持ち込みをされるお客様がいらっしゃいます。 さばくのは秋刀魚以外にもいろいろできますよ。 何時でもどうぞ、お待ちしています。 (小松屋) ┏ ──────────────────────────────── ┓ #=# 高田島の農縁から No.2 ┗ ──────────────────────────────── ┛ 緑豊かな田園にこそ人間の最高の喜びがある。 都会や団地で生まれ育った両親のそのまた子供が成長しても、初めて見る田園 風景が自分の原風景だといいます。これは大脳辺縁系近くの感覚で少なくても 人類発生からの数百万年の積み重ねの記憶に近いものではないでしょうか。 だとすれば今後も高架高速道とガラスのビル群に囲まれたアスファルト地面の 都会が原風景という時代は来ないでしょう。 緑色は目に優しく落ち着く。そして木も草も葉はほとんど緑色。鬱蒼とした杉 木立(都会は超高層化している)より50から100mぐらいの見通しが利く 草原のほうが安心感があります。小鳥のさえずりや小川のせせらぎの音は安ら ぐ。等等これらの感覚は人間の生物としての共通要求です。 人工化した都会は、これらの要求がどんどん満たされなくなっています。誰で も広々とした田園に憧れ、できることなら山が見える田舎に住んでみたいと思 う。しかし想いとは逆に「現実には生活していかなければならない」として都 会に多くの人が吸引されています。 これからは少しずつでもいいから人間本来の生物的要求をかなえる方向に向き を変えることが一人ひとりにとっての幸せの始まりではないでしょうか。少な くともバブル崩壊後日本はそのような時期にさしかかっているでしょう。 そしてその先に、精神的な内面の、また人との繋がりとしての社会的な、これ また人間本来の要求の満足が求められるのだと思います。 人間の本質が、生物的であり、精神的であり、社会的な存在であるならこれら がまーるく調和することでその本質が成就できればどんなに幸せでありましょ うか。そのためにはそれを成就しえる"場"が必要です。私共の場合それがここ 川内村なのです。 すこし硬くなりましたが、今後の感激する田舎暮らしに至る道の始まりです。 何処にどの様に自分の住処をもとめ何を成就してゆくか、田舎暮らしの本や雑 誌、田舎不動産屋さんなど商業者は、話してくれない私の偏見を次回から。 参考 「ヒトと緑の空間」品田譲 K・K生 高田島の農縁(ケロコタン)ブログ http://kerokotan.exblog.jp/ ------------- 農地を手に入れるため、妻の職業欄には「農業」の文字。川内村へ移住準備中。 もうすぐ念願の農縁暮らし。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 編集後記 食べたいとき買うのが都会なら、食べたいときに畑からもいでくるのが田舎。 いや、畑から押し売りされているのかも。どんどん実るキュウリに追われて、 毎食、和え物やサラダにキュウリ登場。とれたてキュウリはメロン味!(D) ぐ) ( ヲ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【発行編集】 農楽塾事務局 【配信停止】 メールマガジンの配信が不要な場合は、以下のページから配信解除の 手続きをお願い致します。 http://www.nougakujuku.com/melma.htm 【ご意見・お問い合せ】 info@nougakujuku.com Copyright(C), 2004 Nougakujuku All rights reserved. ==================== ご購読ありがとうございます ====================
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