農楽塾メールマガジン

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#=#=#    農楽塾だより        2004-11-20発行
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#=#=#                                 http://www.nougakujuku.com
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福島県川内村より、里のたよりをお送りします。
家々の軒先に大根がぶら下がるようになると、カレンダーの残りもあと1枚。
まるい根元をお日様に向けた白菜、干し菜、冬への準備がはじまります。

ホームページ、blogで、川内の写真をご紹介しています。ご覧下さい。
http://www.nougakujuku.com


      ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 目 次 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

      ∞∞ 晩秋の畑仕事

      ∞∞ 収穫祭 開催内容のお知らせ

      ∞∞ 男の料理 中国の家庭料理 白菜鍋

    ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞



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 #=#  ソノ子の手帖から 〜田畑のこと、川内のこと、思うこと〜
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	晩秋の畑仕事


皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
蕎麦の刈り入れも終わり、秋の終わりになると冬の準備で忙しくなります。

まず、稲刈りが終わった田圃に残っているハセを片づけておかなくては。
ハセをかたした後で「田掘り」をします。これはコンバインなどで細かくきざ
まれた稲藁や稲の根元を田にすきこんで混ぜておくものです。

兼業農家などで忙しい人は、放っておくこともあるようです。刈った稲の処か
ら芽がでたりしてキレイなんですけどね、そのままにしておくと乾燥してしま
って、来年の田植え前に「しろかき」したときに、藁が浮いてしまうんです。

田に有機のものを入れておかないと、米ができなくなってしまいます。秋と春
の二回、田掘りをします。

え? 田に有機肥料を使わない農家があるのかって? それは…化学肥料だけ
でやっている方もあるようですけれど、うちのように使わない方法でやる時は
藁や牛ふんの堆肥を入れなければダメ。米ができません。

納屋に刈った蕎麦を乾燥させているので、それを始末しなければならないし、
そろそろ「タラバ(タラノメ)」の準備もあります。

タラノメの水耕栽培をしていて、12月から3月まで出荷しているんですよ。
出荷できるまでに育つのに1カ月かかるから、これから作業です。山から切っ
てきたタラの木を植えます。

収穫祭の時に、その作業を皆さんに体験していただこうかと考えています。

稲刈りの後は何もしていないと思われるかもしれませんが、うちのように他に
やってる農家は、いろいろと仕事があるんですよ。

                               (sonoko)
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 エコファーマー夫婦が育てた減農薬・自然乾燥の「ひとめぼれ」

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┏ ──────────────────────────────── ┓
 #=#  小松屋の厨房 〜おいしいものを食べれば、みんな幸せ〜
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	中国の家庭料理 白菜鍋


朝晩、吐く息が白く寒さも厳しくなりつつあります。
温かいものが恋しくなる季節です。そうですね、鍋の季節がやってきましたね。

寄せ鍋、すき焼き、おでん、鴨鍋、シシ鍋、キムチ鍋、キノコ鍋など数えあげ
れば限がありませんが、家族・仲間でアツアツをフーフー言いながら食べるの
はどれも美味しいものです。

今回は、白菜鍋を紹介したいと思います。
これは舞台芸術家の妹尾河童さんが「暮らしの手帳」の別冊「ご馳走の手帳」
に中国の家庭料理として紹介したものです。中国ではピィエンローと言われて
いるそうですが、なんせ10年以上も前の記憶ですから確かではありません。

この記事に惹かれたのはなんと言っても
「絶対に失敗しない味付け、煮込むだけの簡単鍋!!」というようなトホホな
理由からでしたが、作ってみたらホントに美味しいので驚きました。
ただし、いくつかのポイントを抑えておく事が大切です。

それでは早速用意するものと、作り方は次の通りです。

★用意するもの(だいたい4人分)

 干ししいたけ(前の晩から戻したもの5〜6枚、戻し汁も使います)
 ビーフン  (我が家では味つきの物を2袋)
 鶏肉    (骨付きぶつ切り、なければダシの出る骨付き鶏肉)
 豚ばら肉  (長い場合は半分に切る)
 白菜    (鍋に押し込んで一杯になるまで、だいたい3/4株)
 ごま油   (大さじ4杯)

★作り方

1.鍋に適当な大きさにきった白菜を隙間なく押し込む。

2.1.に鶏肉、豚肉、戻した干し椎茸をさらに詰め込む。

3.戻し汁を鍋七分目くらいまで入れる。火が通れば白菜から水分が出るので
  ちょうど良くなります。

4.3.にごま油大さじ2杯を回し掛けます。

5.鍋を強火にかけます。煮立ってきたら弱火にして、白菜がくたくたになる
  まで煮込みます。途中アクをすくってください。

6.白菜がくたくたになったら、ビーフンをいれ柔らかくなるまで煮込み、
  再度仕上げにごま油大さじ2をタラタラとまわしかけて出来上がりです。

味付けを忘れてませんか、そうなんです。忘れている訳ではないんです。
この鍋の最大のポイントが、各自の器の中で「お塩」と「七味」で味付けをし
て味わうというものです。

各自がいい塩梅の汁加減にしてお召し上がりください。これが味付けに失敗し
ない最大の理由です。仕上げにご飯を入れる都合がありますので、汁をあまり
飲まない様に心がけてください。

最後は残りの汁にご飯を入れて召し上がってください。
白菜、鶏肉、豚肉、椎茸から出るうまみをたっぷりすったオジヤ語るに及びま
せん。フーフーいいながら食べてください。
別腹、別腹。ご馳走様でした。

鍋の時は仕切り役の鍋奉行がいると便利です。でも奉行役は結構大変です。
お世話しながら自分も食べる……ホント忙しいんですよね。
鍋を美味しく食したときは、鍋奉行に感謝してください。


追伸:牛蒡の件です。
この前、ある国営放送の○○○○ガッテンという番組で、牛蒡は水にさらさな
くとも美味しく食べられますとのこと。その方が風味がでて美味しいとのこと
でしたので、早速色々試してみました。

確かにさらさないほうが牛蒡の風味が出て美味しいような気がしました。

あくが強いので水にさらすという表現をしますが、なんか食材を悪者扱いして
るようで、申し訳ない気持がします。そう思うのは私だけでしょうか
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マクロビオティックを習ったときに、アクも味だと言われたように思いました。
体が温まる野菜料理を食べると、心も優しくなります。今夜は鍋にしようかな。
                                (DAN)


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編集後記

収穫祭に向けて、小松屋さんと食べ物の打ち合わせ。「〜の酒が手に入りそう」
「**って食べたことある?」走り回って食材を集める文字通りのご馳走が味
わえそうです。通販も準備中。川内の地元の方たちは恥ずかしがり屋が多いの
で、なかなか出してくれません。とってもおいしいのに〜      (DAN)

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