川内グリーンツーリズム研究会・カエルの学校・農楽塾。福島県川内村の自然や農業を体験する農楽塾。伝統農法や自然農、里山の文化と自然を家族で楽しみませんか。UIターンや田舎暮らしのご相談にも応じます。
カエルの学校・メールマガジンバックナンバー
農楽塾メールマガジン
#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=# #=#=# #=#=# 農楽塾だより 2005-10-24 発行 #=#=# #=#=# http://www.nougakujuku.com #=#=# #=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#【 No.17 】 農楽塾、とれたて新米できあがりました。 特別栽培米「まなむすめ」「ふくみらい」「ひとめぼれ(減農薬)」 どれもおいしい・安全な川内の米です。 通販ページからお申し込み下さい。 http://www.nougakujuku.com/shop.htm ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 目 次 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ∞∞ ご賞味下さい、アイガモの新米 ∞∞ 大物の発見で大騒ぎ 〜野生キノコ指導者養成講座 ∞∞ 高田島の農縁から 〜新規就農の日記 No.4 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ┏ ──────────────────────────────── ┓ #=# とれたて新米 まなむすめ・ふくみらい・ひとめぼれ ┗ ──────────────────────────────── ┛ ●特別栽培「まなむすめ」---- 無農薬・無化学肥料・アイガモ ひとめぼれの子、ササニシキの孫としてうまれた「まなむすめ」 さっぱりした甘味と味の良さが特徴です。ひとめぼれの味の良さを 受け継ぎ、冷害に強く、病気にも強いので、無農薬での栽培に適した 品種といえるでしょう。毎日食べても飽きがこないお米。 http://www.nougakujuku.com/shop/kome1050002.htm ●「ふくみらい」---- 無農薬・無化学肥料・アイガモ 福島の土地と気候に適し、寒さや病気に強いおいしい米、特別栽培に 向いている品種。ササニシキのようなさっぱりした味わいで、光沢が 美しく、コシヒカリやひとめぼれに比べてほどよい粘りと飽きがこな いおいしさが特徴です。 http://www.nougakujuku.com/shop/kome1050004.htm ●「ひとめぼれ」---- 減農薬・減無化学肥料 食欲をそそるご飯の香り、つややかな光沢、味の良さと粘りの強さで、 ササニシキやコシヒカリにひけをとりません。おかずがいらない米、 ご飯だけでもどんどん食べられます。甘味と香りが強く、炊きたては もちろん、冷めてもおいしいと評判です。 http://www.nougakujuku.com/shop/kome1050006.htm 「特別栽培農産物について」 通常の栽培方法に比べて、農薬や化学肥料を50%以上減じた場合、 特別栽培農産物として認定されます。そのため、無農薬・減農薬と わかりやすく表示を分けています。 特別栽培農産物、無農薬・減農薬などの基準については、 下記のページをご覧下さい。 http://www.pref.fukushima.jp/an-ryu/tokubetusaibai/tokubetusaibaininsyou.htm ┏ ──────────────────────────────── ┓ #=# ソノ子の手帖から 〜田畑のこと、川内のこと、思うこと〜 ┗ ──────────────────────────────── ┛ ご賞味下さい アイガモの新米 皆さん、こんにちは。しばらくご無沙汰していましたが、お元気でお過ごし のことと思います。 今年は念願の特別栽培に取り組みました。無農薬で無化学肥料の栽培、不安は ありましたが、牛の堆肥とアイガモを相棒にしてスタートしました。 今までゴロゴロしていた田んぼを耕し、水をはって代をかき、そこに小さな早 苗を植えていきます。田植え直後の苗はフラフラしているのですが、それを水 とともにしっかり支える田んぼには、凛とした大地の親心を見るようで自然に 手を合わせたくなります。 今年は田植え後にしばらく低温が続いていたこともあって、約10日前後生育 が遅れ、いつまで経っても立ち直れない苗を、まわりと比べてはドキドキして 見守っていました。梅雨入りが遅れたことで生育はまわりに追いつきましたが、 梅雨明けの遅れは日照不足で軟弱化し、その後も雨が多く病気も心配でした。 でも、カモたちが懸命に水滴を落としてくれたことと残暑がしばらく続いたこ とで元気を取り戻し、9月半ば以降は、川内特有の大きな寒暖の差によって旨 味を増したように思います。 今年の作柄は、昨年並みとはいきませんでしたがカモたちの頑張りで上々でし た。作柄は、私たちの1年間の努力が天と大地から評価された結果です。今年 はことのほか嬉しく、早速氏神様にお初穂を献上し、感謝したところです。 どうぞ、皆様にご賞味いただきたいと思います。 --------------------------------------------------------------------- 農楽塾稲刈り体験 http://www.nougakujuku.com/event2005/event_inekari0509.htm あいにくの小雨の中、皆さんに稲刈りを体験していただき、無事に終了致しま した。この稲はハセ掛けして、ただいま自然乾燥中です。 ┏ ──────────────────────────────── ┓ #=# 大物の発見で大騒ぎ 第五回野生キノコ指導者養成講座 ┗ ──────────────────────────────── ┛ 食べるだけじゃつまらない、きのこの話 今年度最後の講習会が10月16日に行われました。天気予報が見事に的中し 昨夜までの雨が開始の頃にはすっかり上がってしまい、午後にはお日様が顔を 出しました。ハレ男、ハレ女さんにたくさん集まっていただいたおかげかもし れません。幸運を呼び込む力は天候だけにとどまりません。初参加で大物キノ コ獲得した方もいらっしゃいました。 五回目とあってバスで通常より高い場所に移動し、フィールドワークをはじめ たのですが、バスから降りてすぐに「これって、きのこなんでしょうか」と指 差した先に大人気のコウタケ、それも大物です。 食用キノコを探すだけが講習ではないとわかっていても、獲物をねらう肉食獣 のような目つきになってしまう受講生。きのこの最盛期とあって、多くの方が 山に来ているのですから、なかなか思うようなきのこを採取できません。どこ も人の足跡があり、赤松の林などはマツタケをねらう人たちの往来で踏み固め られたようになっていました。 午後の講習では、フィールドワークで得たきのこの説明、スライドで海岸に生 えるきのこの紹介、ウラベニホテイシメジとクサウラベニタケの胞子を顕微鏡 で区別するなど、多彩なキノコの世界を見せていただきました。 【奈良先生談】-------------------------------------------------------- 山には、いろいろなキノコがある。どうやって勉強していったらいいのかを、 自分で見つけて欲しい。一般に「きのこ名人」と言われる人でも数種類の食用 きのこをとっているだけ。食用きのこを追いかけているだけでは、次の段階の 勉強方法を見つけることが難しくなる。勉強の糸口を見つけ、手がかりを掴ん むことが今回の講習会の目的。 これから冬になったら、図鑑などできのこをどんどん覚えて、50種類くらい 頭の中に記憶して欲しい。実際にフィールドに出たとき、アレだとわかるはず。 できれば100種類を目標にすると良い。今までの自分のキノコ観が変わる。 ---------------------------------------------------------------------- 最初の頃は、あれだけたくさんあるキノコを記憶していくなんて、とても無理 と思いこんでいたのですが、気がつけば数種類のキノコを覚え、名前が口から 出てくるようになりました。これなら50種類くらいはいけるかも。なんて、 野望が出てきました。 川内の山はキノコの宝庫です。図鑑で見かけたきれいな色のキノコ。本物を見 てみたいと探せば、結構見つかるんですよ。食べられるキノコより、きれいな キノコが見たい。食べるために採取するというよりも、奥深くキノコを楽しめ るように思います。キノコを手がかりに、森の中を歩き回るのが楽しいという 方もいらっしゃいます。楽しみ方も人それぞれに違っていて面白いですね。 今回は、はじめて参加される方など受講生が多く、盛況のうちに終わりました。 来年も講習会を開催する予定です。ホームページやマガジンでご連絡致します ので、ぜひご参加下さい。 第五回講習会の様子 http://blog.livedoor.jp/nogaku/archives/50160131.html ┏ ──────────────────────────────── ┓ #=# 高田島の農縁から No.4 ┗ ──────────────────────────────── ┛ 純粋に夢をみて、その夢を疑わない自分があれば、夢はかなうのです。 しかし「そーはいっても生活があるからなー」が必ず付いてくる言葉です。 これはシステムに組み込まれた「便利で豊かな生活」に支えられた「現実」 と人間性に根ざしたライフスタイルに対する目を背けない対峙の問題です。 これに対しては徳村彰さんが語っています。 自らが問うべき内なる自分にある「古い教科書」から開放されることでしょう。 田舎的暮らしとは、真に好きなことやってその範囲で暮らすことで 「能動的に身体性を伴った内発的行為」とも言え都会でも不可能ではない。 また反対に遍く電波の届く日本では、人間の過剰性を制御できない「受動的に 金銭で得る喧伝された生活」であればどこでも「つくられた都会的暮らし」は できてしまいます。 田舎暮らしには多くの形があり得る。私たちの場合は遊び楽しみ食うことを、 そして苦しみも、分かち合える関係の中で暮らすことです。 仕事は2人で年間2000時間働くことが目標です (一人1000時間では在りません。) そして究極の田舎暮らしとは 「これがまあ終の棲家か雪五尺」小林一茶(江戸時代信州へUターン)。 そこで生きて死ぬこと。 (山尾三省によれば、「故郷性存在(センスオブプレイス)と言う。」 山尾三省(Iターン)にとっては屋久島。 そして田舎通い30年の内山節にとっては群馬県上野村。 まあそこまで一気に進めなくても楽しみを分かち合える友達ができれば安心です。 そんな人夫々の楽しみが可能な田舎をどうして川内村でなし得るか そろそろ具体の場所選びへ 以下次号 K・K生 高田島の農縁(ケロコタン)ブログ http://kerokotan.exblog.jp/ ------------- 農地を手に入れるため、妻の職業欄には「農業」の文字。住民票も移したので 晴れて川内村民に。川内で一番高地の田の実りが気になるこの頃。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 編集後記 「まなむすめ」って、かわいいんだぁ、うまくってなぁ。満面の笑みで米袋を かついできた塾長。ひとめぼれより、うまいかしんねぇ、おれは好きだぁ。 孫のお守りをするときと同じ笑顔で米を見てる美誉さ。こっちも念入りに撮影 しました。すこしでも美人に写ってるかな、米袋。(D) ぐ) ( ヲ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【発行編集】 農楽塾事務局 【配信停止】 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