野生キノコ指導者養成講習会に参加しませんか。福島県川内村の豊富な山菜やキノコを守り、地産地消を進めていくために研究・案内人養成を行います。
野生キノコ指導者養成講習会
フィールドワークの成果・主なきのこ
■ヤマドリタケモドキ(イグチ属)
イグチの仲間。夏のきのこ。柄をチェックすると、傘と柄の付け根のあたりで、網目模様がぼけている。ともかく美味、味がよいきのこで、鶏肉と炒めて食べるとおいしい。
■キアシグロタケ
味がよく、出汁が強く出る。(4回、出汁がとれる)乾燥させて保存しておく。出汁が出すぎるので、入れる量を注意する。
出汁の取り方・同じきのこから何度も出汁をとる
- きのこを水に入れて、水出し(2〜3時間)
- (1)で出汁をとったきのこを、水から入れて沸騰させ、沸騰寸前にきのこを取り出す。
- (2)で出汁をとったきのこを、水からいれてグラグラ煮る。
- (3)で出汁をとったきのこを、干して刻み、ぐつぐつ煮て出汁をとる。
■ツチグリの幼菌・マメダンゴ
地中にあるので見つけにくいが、昨年のツチグリが胞子を放出して地上で星形になっているので、それを目印にして掘る。たいへんおいしいので、阿武隈地域では「マメダンゴ」などと呼ばれて珍重される。
■ホコリタケ
中が白いうちは食用。皮をむいて食べる。
■シロホウライタケ
■テングタケの仲間
テングタケの仲間は、夏のきのこ。テングタケの仲間の特徴は、卵状の形から成長するので、きのこの根元にツボがある。卵の殻が細かくくだかれて傘の上にのっているものものもある。傘の裏に胞子を守る膜があり、胞子の成長につれて、膜がとれ、柄の途中にツバとして残る。
ガンタケ・・・傘の上にのっているはずの卵のカケラ、ツブが雨で落ちてしまった。
カバイロツルタケ・・・根本にツボが見える。
ナカグロモリノカサ・・・胞子の色が黒。
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