野生キノコ指導者養成講習会に参加しませんか。福島県川内村の豊富な山菜やキノコを守り、地産地消を進めていくために研究・案内人養成を行います。
野生キノコ指導者養成講習会
第1回講習会
- 日程:平成18年6月11日(日)
- 場所:福島県川内村 いわなの郷 体験交流館
- 内容:フィールドワーク、講習
- 天候:雨
採取されたきのこの数は多くなかったが、個性的な臭いのきのこなど、特徴ある個体が採取できた。
きのこを覚えよう
よく知られているキノコにどのようなものがあるか?
- アミダケ
- ウラベニホテイシメジ(イッポンシメジ)
- ムラサキシメジ
- ハツタケ
- コウタケ(シシタケ、イノハナ)
- ナラタケ
- シイタケ
- キクラゲ
- チチタケ
- シロシメジ
講習会では、たくさんのきのこを判別し覚えていくこととする。きのこを覚えると森を歩くことが楽しくなる。人気ランキングに並ぶキノコから覚えていくと覚えやすい。
目標を立ててきのこを覚えよう。
きのことは何か
土の中、木などにきのこの菌が無数に存在している。無色透明の菌が、土の中などで互いにつながって生きている。そして子孫を残すために地上に出てくるのがきのこ。木と木、きのこときのこなどがネットワークを形成している。
きのこの毒について
毒の見分け方についての俗説は信用しないこと。(柄がタテにさける、色がおとなしい、虫が食っているのは良いといった言い伝えも危険)
日本のキノコは、5000〜10000種とも。
そのうち名前のあるもの、2000種、図鑑等に紹介されているもの1000種。そしてその中で食べられるものは350種、毒とされているきのこは150種。食べると死ぬといった特に危険なきのこは15種である。
15種類の毒きのこを覚えると良い。命取りになるものから記憶したい。中毒事故の多くは数種類のきのこによるもので、クサウラベニタケ(ツキヨダケ)・カキシメジ・ツキヨダケで中毒事故の80%を占める。
クサウラベニタケ・カキシメジの中毒が多いということは、食べたときにおいしいから。歯触りがよく美味なので食べてしまい、消化器系の毒によって嘔吐・下痢で苦しむ。食べて30分で症状がはじまる。ドクツルタケの毒は、嘔吐や下痢の症状を起こさないが肝臓を溶かし回復できないダメージを与える。
(C)2006 福島県地域づくりサポート事業「カエルの学校」