抜穂祭

宮中の新嘗祭(にいなめさい)に供する「ひとめぼれ」の抜穂祭、手刈りした稲をはせがけ(はさがけ)にして、天日で自然乾燥させます。穂を下にして乾燥させると、茎に残った養分の最後の1滴まで米粒に届くと言われています。


新嘗祭・献米田抜穂祭 その2

抜穂祭 抜穂祭 抜穂祭
御刈女さん達による「抜穂」 稲の穂の部分を清めた鎌で刈り取り、神前に奉納します。
抜穂祭 抜穂祭 抜穂祭
かわいらしい御刈女さん達。
玉串 神事
献穀者、御刈女、村長らの玉串奉奠の後、御神酒がふるまわれ、身を清めた刈り手たちが田んぼに入って一斉に稲刈りがはじまりました。腰をかがめるのがやっとに見えるお年寄りも、無駄のない美しい身のこなしで刈り取っていきます。足元が不安な方は、稲束を丸める作業を手伝っていました。体で覚えた昔ながらの作業のコツは、何年経っても体が覚えていて、自然に手が動いてしまうようです。
稲刈り 稲刈り 稲刈り
あっという間に、はぜかけまで終了。
稲刈り 稲刈り おこわと餅
献上米の誉れを多くの参加者と分かち合った後、無事に儀式終了。参加者には、秋元美誉さんより、おこわと紅白餅(赤は黒米の餅)がふるまわれました。

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