川内グリーンツーリズム研究会・カエルの学校・農楽塾。福島県川内村の自然や農業を体験する農楽塾。伝統農法や自然農、里山の文化と自然を家族で楽しみませんか。UIターンや田舎暮らしのご相談にも応じます。
秋元家の農事暦−川内の伝統農事、神事の記録−
小正月・だんごさし
団子刺しで五穀豊穣を祈る
1月15日は小正月。小正月の前日、14日に餅をつき、餅を小さく丸めた団子を木の枝に刺して、団子刺しを行います。
団子刺しの土台
餅をさす土台は、ミズキの木です。小正月前に山に入って木を切ってきます。適当な台をつければ飾りの土台ができあがります。 春先などに山で良い木に目をつけておき、仕事のついでに形を整えておいたりもします。
十日戎(えびす)の縁起物も下げて
最中の皮に似た材質の縁起物を枝にさげます。縁起物は十日夷(とおかえびす)の市で求めてきたものです。大判や様々な縁起物の形をしています。ついた餅を小さく切って、枝の先につけていきます。
へやいっぱいに広がった団子刺しの飾り
座敷いっぱいの大きなミズキに餅をさします。倒れないように木を太い木にくくりつけています。これだけ大きいとハシゴをつかって飾り付けるようになります。
団子刺しでつけた餅は、2月の「初午(はつうま)」の日に、油で揚げて食べます。平成17年は、2月3日になります。
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